体全体の調子が良くなると食欲が増進しスムースな排便が促進

便通をスムースが行われる条件は何でしょう。まず、腸の蠕動(ぜんどう)運動が正常に行われていることが重要です。

 

腸の蠕動運動とは、腸が収縮・弛緩をくり返して腸の内容物(便、便になる物)を肛門まで運ぶ運動のことです。ヒトは食べ物を食べて、色々な栄養を吸収し大腸で主に水や電解質が吸収され、食べ物のカスが集まり便となります。つまり、大腸の蠕動分運動が低下すると、大腸内の移動時間が長く便が硬くなっていきます。

 

それでは、腸の蠕動運動が低下する原因には何が考えられるのでしょうか。腸の蠕動運動は、自律神経の影響を大きく受けると言われています。緊張状態であったり、ストレスを感じると副交感神経が優位になり、蠕動運動が低下すると言われています。自律神経と副交神経の働きを正常化させることが重要になるわけです。

 

自律神経と副交感神経を正常に保つためには、規則正しい生活、適度な軽い運動、バランスの採れた食事が大切です。朝、朝日を浴び体内時計をしっかり目覚めさることから始めましょう。朝日を浴びることで、乱れた体内時計をリセットしてくれる働きがあります。偏った食生活は腸内の悪玉菌を増加させ、腸内環境が悪化し腸の蠕動運動が低下します。

 

肉食に偏った食生活ではなく、野菜や発酵食品をしっかり採り腸内環境の改善に努めましょう。大腸で便が出来、S字結腸直腸に便が運ばれます。ここは便の貯蔵庫です。直腸溜まった便は、直腸の内壁を刺激しこれが脳に伝わり便意となります。そしていきむことで腹圧があがり肛門が弛みされる仕組みです。ですから、排便には適度な腹筋が必要となります。

 

無理な運動、筋トレは必要ありません。ウォーキングなどの軽い運動は、自律神経と副交感神経の乱れを整え、腹筋が鍛えられます。軽い運動を継続的に行うことが大切です。今まで説明した腸内での便の出来方、排便する仕組み(イメージ)が、なんとなく理解出たでしょうか?このイメージがあれば、自分の何を改善すればよいのかが分かり易と思います。

 

便秘の時すぐに薬に頼るのではなく、まずは、御自身で改善策を見つけて下さい。自律神経、副交感神経の乱れが整い、軽い運動が継続的に行える筋力が付くことで、便秘の身ならず、体全体の調子もよくなることでしょう。ヒトの体は全体が連動しているので、体全体の調子が良くなると食欲が増進しスムースな排便が促進されます。たまには、チョット違った視点から便秘を考えると良いかもしれません。